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子犬との出会いの物語

子犬との出会いの物語

子犬との出会いの物語」は、3年前、湿気の多い、暑〜い夏の日に捨てられていた子犬と出会い、その子の里親探しの経過のお話しです。
子犬から人の温かさを教えてもらったような気がします。
私の心の友、COCOという子犬をご紹介させていただきます。

 From N。。。
COCO
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子犬との出会いの物語
出会い
 
朝、車で出勤中、国道16号(現357)の上り線を走行中に、水温系が振り切れている事に気付き、車を左に寄せました。
オ−バ−ヒ−トですね。アイドリングをさせ、少し様子をみつつ車外でお茶とたばこ…♪
 
その時、ネズミらしき小動物が目の中にうつりました。
よく見ると生まれたばかりっぽい子犬。
私の目の前を車がビュンビュン走る、道路へと飛び出して行こうとしてました。
慌てて抱き寄せ、歩道奥の草むらにおきました。
が!また車道に…そこは工場はあるものの民家など一切ない場所でした。
持ってたお茶を与え、少しジャレさせ、おとなしくさせましたが、「コイツど〜しよ…」
その場においておくのは、あまりに危険なので、とりあえず助手席に乗せ、車の修理工場へ。
 
そこでダンボ−ルをいただき、代車とともに仕事もあるのでとりあえず出勤。
ちなみに車は、全治2週間の入院と診断でした。〜¥
仕事中、子犬は箱ごと私の机の下においておきました。
スヤスヤとおとなしく眠ってましたし、この子は鳴かないのでたすかった。
ただ、トイレになると起き上がり、何かを訴えるように私の顔をみるのです。「トイレか?」そのたびに漏らされてはいけないので慌てて抱いてビルの階段を駆け下り、草むらへ。
そんな事を何度も繰り返してました。
 
私は犬は好きですが飼った事はなく、動物NGの借家なので、飼うワケにもゆかず、連れて帰るワケにもゆかず、ほっとくワケにもゆかず…
その日仕事が終わると、また出会った場所に行き、通行人に犬の飼い主や心当たりを聞いて回りました。
その時も人の気もしらずにスヤスヤと…
2時間ほど聞いて回りましたが、「かわいい〜」という意見くらいなもんで、収穫なし。
一体のこの子は何処からやってきたのか…
 
コンビニで牛乳とパンを買い、しばらく犬と二人で発見場所で食べながら「ど〜するか?」と思案しましたが、そうこうしてるうちに子犬は私の膝の上でウトウト。。。
私もつられてウトウト。。。
時間も深夜となってきたし、とりあえず最寄の警察へ届ける事にしました。
 
 
子犬の行方
 
出勤途中に拾った子犬を最寄の駐在に届け、犬の捜索願いが出てないか訪ねると、応えは「No!」
加えて「ここでは犬は引き受けられない。千葉南署に持って行ってくれ」と言われた私と子犬は、また二人でドライブ。。。
 
子犬はなんの危機感も感じない様に助手席でスヤスヤと眠ってました。
やはりトイレになると起きて私にうったえますが。
 
南署に着いたのはもう完璧に深夜…
当直職員しかいなく、閑散としてました。女性職員が「何か御用で?」と冷たい感じで…
が!犬の姿を見せた途端「きゃわいい〜〜〜〜♪♪」と普通の女性に戻ってました…
 
冷静な男性職員と話をしてたところ、「拾得物として扱い、明日保健所に引き渡す」という事になり、書類を作成しサインしました。
その際も女性職員は「きゃぁきゃぁ」はしゃいでましたが。
 
「この子はどうなるんですか?」と男性職員に聞いたところ
「保健所で里親をみつけてもらうが、みつからない場合は処分になるでしょう。
この犬はかわいいのでうまくすれば里親が見つかるかもしれませんが」というお話でした。
保健所に引き渡す時間は、「翌日の午後2時」とも言われました。
その言葉を受け止め、南署に犬をあずけて私は帰宅しました。
 
その夜、私は一晩中眠れませんでした。
「保健所にいったらあの子はど〜なる?」
「里親が見つかる可能性って?」
「なんの罪もない、あんなかわいい子をなんの努力もしないで私は殺すのか?」
「だったら拾わなかった方があの子は幸せだった?」
「どの道短い運命だった?」
「私と出会ったのは何故?」
「私に安心しきってたあの危機感のない寝顔を裏切る?」
「ちゃんと夕飯食ったかなぁ」
「アイツ暑いの苦手そうだったなぁ」
色々考えました…
 
空が白み始めた頃、私はあの子を救うべく午後二時まで最善の努力をする事を心に誓いました。

 
里親探し
 
拾った子犬の里親探しをタイムリミットのその日の午後2時までに見つける事を決意したものの、この日は仕事で午後から都内にいかなくてはならんし…
ということで、まずは朝から友人、親戚に片っ端から「犬いらない?スゴクかわいいんだけど」などと電話してまわって、ネットでは里親や捨て犬関係のペ−ジを調べたりしてみました。これで午前中の仕事は全てツブしてしまいました。
ちなみに、私の実家は、父親が犬がNGなもんで…
電話やメ−ルでの答えは皆「No」ま、結果は想定してましたが。
 
「こりゃ犬のために引っ越すかぁ〜」などと考えていたその時。
お世話になってるエアロビクスのインストラクタ−さんから暑中見舞いのメ−ルがきました。
滅多にメ−ルのヤリトリをする方ではなかったのですが、ほんと、たまたま。
ご挨拶とともに犬の事を返信しました。そしたら…
「なんだ、そんなの私が飼うよ」と…
「えっ!?」一瞬女神に思えました。
「本当に!?」文字の読み違いや何かの間違いではないかと、慌てて電話をかけ、たしかめました。
「実家の親のボ○防止のためにちょうどいい」と…
アイツも救われたんでしょうけど、この時、私が救われたという気持ちの方が強かった。
即、警察署に電話をし、保健所行きを止め、都内での仕事を済ませ、そのまま警察署へ直行〜!
 
アイツは、警察署外の陽の当る所のオリのようなカゴに入ってました。暑がりなのに…
グッタリしてましたが、私が近づくと、トイレをうったえる時のように立ち上がりました。
署内で早々に手続きを済ませ、車のエアコンを最大にして、助手席に迎い入れました。
警察署の方々がエサをあげてくれてたらしく、私の買ったパンや牛乳は口にしませんでした。
やはり、かわいい子だったので、女性職員さんが別れを惜しんでらっしゃいました。
きっとその女性職員さんがエサをやって面倒をみてくれてたのでしょう。
そのエアロのイントラさんがお仕事を終え、この子を引き渡すまで、とりあえず私の実家に子犬を連れ非難することにしました。
その道中、またまた助手席でスヤスヤと眠ってましたが。
 

 
COCO
 
拾った子犬を一旦は拾得物として警察に引き渡したものの、里親さんが見つかり、警察から引き取り、動物NGの借家住まいの私は、子犬と共に実家にひとまず非難。
 
実家では、子犬を連れて行くと事前に連絡をしておいたので、居間全面にシ−トを敷いておいてくれました。
子犬はそこにのせた瞬間に、大量のオシッコ…
ガマンしてたのかな。。。安心したのかな。。。あはは。。。
 
用をすませた子犬は家中を走る走る!といっても小さいので、監督範囲内ですが、その様はまるでオモチャで、犬嫌いの父親もその愛くるしさには目がさがってました。
 私もこの時間が唯一この子犬と何の蟠りもなく遊べた時間でした。
 
そして里親さんから連絡があり、子犬を里親さんの元へ。
子犬が眠ってた様子をみて、母親が「眠ってるからもうちょいそのままにしてあげたら?」と…
やはり情がうつっちゃいますよね。
私もこれ以上一緒にいたら、辛くなるだけなのはわかっていたので、そこはキッパリ!と。。。
 
子犬と1時間ほど最後のドライブをし、里親さんとはご自宅近くの駅にて待ち合わせをし、おち合いました。
気に入ってもらえるか心配だったのですが、見た瞬間に「かわいい〜」と言ってくださって。
そして「相変わらずお人よしだね〜笑」とお褒めの言葉を(?)ちょうだいいたしました。
この性格は直らん〜。
 
駅でも、通行人にこの子は人気で、若いカップルからは「抱かせてください」とか。
特に酔っ払いのおじさんが犬好きのようで、この子を肴に長々ウンチクを。
で、「お〜足が白いから名前は、ホワイトソックスがいいぞ〜」と。なんか馬みたいな名前ですよね。
そして、子犬に別れを告げ、こうして長い2日間が終わりました。
 
子犬は、住む事になるご実家の方でも気に入ってもらえたようで、「ここにおいで」とかの“ココ”という言葉に強く反応を示すので、『ココ』という名前をつけてもらったようです。
ビ−グルの入った女の子だそうです。
 
それからはそのイントラさんから時折、ココの様子を写真と一緒にメ−ルで送っていただいてます。
私もそれに対応すべく、動画が受け取れる携帯電話に変えました。
会えないけれど、今でもその成長ぶりを見届けられています。
時折私の夢の中に登場するココは、まだ、あのネズミのような小さな体のままなのですが、大きくなっても、白い足はそのままなんですね。
 
 
 
再会
 
12月25日のクリスマスに、ご実家やイントラさん、私の時間的都合がつき、ココに会える機会を作ってくださいました。二年ぶりの再会です。
 
1ヶ月前に決まったのですが、それから私は、ソワソワ…
うれしいのは当然なのですが、何故か「警戒心を持たれて吠えられたらどうしよう」という不安が強くありました。
ココが幼い頃の、たった二日間しか一緒にいなかったのだから、私の事を覚えてるハズはないですしね。
ただ、ご実家のご両親にその時のお礼も言えてなかった状態だったので、その意味も込めて。
 
そして当日、そのイントラさんのお仕事(エアロビクスのレッスン)を受け、その後、一緒にココのところへ…
 
ご実家に到着すると、家の中から元気な鳴き声が聞こえてきました。
警戒心のあるような鳴き方ではないようですが。
家の中に通されると、ココが…
走ってきて、いきなり飛びついてきて、顔中ベロベロ。。。
覚えていてくれたのか!?誰にでもこうなのか、それはわかりませんが、私はホッとし、なすがままで。。。
激しく熱い再会でした。
 
ココは、キレイにブラシをかけていただいてるみたいでした。
ご両親は「命の恩人に会うのだから特別にオシャレを」とおっしゃってましたが、これは常日頃から…
かわいがられてる様子がよくわかりました。
 
しばらく、お父さんとココを肴に話しをしました。
ココがきてからは、タバコをやめられたそうです。
「煙がココにかかると可愛そうだった」との事でした。
 
そして、毎朝お父さんを起こして散歩に出かけるのがココの日課(仕事)だそうです。
ご近所でも、人気があるそうです。(かわいいので当然ですかね…笑)
と、色々、あれからのココの活躍ブリや話を沢山聞かせていただきました。
ココは愛され、ココを中心にご実家の生活リズムが動いてるという感じも受けました。
 
そして、出会った場所でパンを二人で分け合って食べたあの時のように、少し大きくなったココを膝の上にのせ、今度はクリスマスケ−キを二人で分け合って食べ、ご実家を後にしました…
夢のような時間でした。
それからは、ココには会っておりませんが、私の夢の中にココが出てくる事もなくなりました。
今でも写真や様子を時折メ−ルで送っていただいて、キャラにあいませんが、写真に話しかけたりはしちゃってます。
 
ココ、お前はほんとうに幸せ者だよ。。。。。っと。

 
    

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